2024年度第9回研究大会
2024年12月22日(日) 横浜国立大学
大会テーマ
テーマ「児童生徒の認識を育む保健授業の創造」
日 程 :2024年12月22日(日)
会 場 :横浜国立大学 教育文化ホール
大会長 :小浜明(仙台大学)
実行委員長:物部博文(横浜国立大学)
ご挨拶
日本保健科教育学会
第9回研究大会長
小浜 明(仙台大学)
この度、日本保健科教育学会第9回研究大会を横浜国立大学教育文化ホールにて開催させていただくこととなりました。これは実行委員長の物部博文氏のご厚意とご尽力によるものです。物部氏には心より感謝を申し上げます。
さて、第9回研究大会ではメインテーマは、「児童生徒の認識を育む保健授業の創造」と題しました。
一般に子どもたちは、これから学習する保健の教育内容について、全くの白紙ということは、ほとんどありません。学習の以前から、これから学習する教育内容に関しての何らかの知識やイメージ、経験などを持っています。それらは生活の中で、見たり感じたり、体験したり考えたりしたことなどから、これから学習する教育内容にかかわって、誤った知識も含め、実に能動的に獲得しています。子どもたちは、まったく教えられなくても、周囲の大人たちの日頃目撃する光景や、大人たちから与えられた断片的な情報をもとに、自ら推論することによって、実に主体的にその意味を構成させて行っているのです。
では、子どもは保健の教育内容について、誤った知識も含め、どのような認識や概念を持っているのでしょうか。この課題に応えるべく、今回の基調講演のテーマは、「保健の科学的概念形成と理解~子どもが保持する『素朴概念』を中心に~」としました。そしてその後のシンポジウムのテーマは、「楽しくてわかる保健授業の探究」とし、子どもの認識に働きかける保健授業の理論、実践をふまえて議論と理解が深まっていければと考えています。
初代日本保健科教育学会長の今村修氏は、『保健科教育研究』(2016)第1巻第1号の「『保健科教育研究』発刊に寄せて」の中で、「保健科教育に関する研究を何としても活性化して行きたい」と力強く宣言しています。本研究大会が、演者の皆様はもちろん、参加された皆様にとって、真に保健科教育研究の活性化の場となれば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
♢大会概要
◯日程 :2024年12月22日(日)
◯会場 :横浜国立大学 教育文化ホール
〒240-8501 横浜市保土ケ谷区常盤台79番1号
最寄りのバス停(学内バス): 横浜国立大学正門前、 大学会館前
◯形式 :対面開催
◯参加費 :一般会員 3,000円
学生会員 1,000円
非会員 3,000円
※参加のみの場合は事前申込はありません、当日会場にてお手続きをお願い致します。
◯情報交換会 :学内第1食堂(シェルシュ)
17:00〜19:00
参加費4,500円
※定員となり次第締め切りますので、事前申し込みをお願い致します。
情報交換会参加申し込みはこちら →申し込みフォーム
◯昼食のお弁当販売について
・当日の昼食のお弁当 1,000円(税込)のご注文を承ります。
・当日11:00より受付にてお受け取りください。その際に代金のお支払いをお願いします。
ご注文はこちら →ご注文フォーム
ご注文締切 2024年12月15日(日)正午12:00
※お知らせ
・大学の駐車場をご利用いただけます。(入講後1時間を超える時:300円/60分、以降20分ごと100円)
・会場での飲食は可能ですが、食堂の営業は致しません。昼食は事前のご注文もご利用ください。
♦️発表について
◯発表エントリーはこちら(締め切り10/27)
発表形態:口頭発表 ※本年度はポスター発表の実施はございません。
なお、予稿集原稿の締め切りと同日となっております。
エントリー締め切りました。多数の応募ありがとうございました。
◯予稿集原稿提出(締め切り10/27)
※予稿集原稿はWordファイル、PDFファイルの2点をご提出ください。
---------------------------------------------------------------------研究発表について--------------------------------------------------------------------------
1.資格
筆頭発表者は本年度までの学会費を完納している会員に限ります。
新たに入会される場合は 発表の申し込みと並行して学会事務局に入会手続きを行ってください。
2. 研究発表(口演)時間は、発表10分、討論5分です。
①なお、 エントリーされた小中高等学校の保健の授業等に係る実践報告の中から3題程度を、
発表15分、討論15分の「実践報告」として、口演時間の変更をお願いする場合がございます。
②口演時間の変更は、後日該当者へ連絡します。
3. ポスター発表は、当日の受付後にポスターを掲示し、プログラムで指定された在席責任時間の間、
質疑に応じることにより正式発表とみなされます。
4. (ポスター発表除く)発表終了時間1分前にベル1回、終了時にベル2回、討論終了時にはベル3回を鳴らします。
5. 研究発表で資料を配布される場合は、100 部を会場の係にお渡し下さい。
6. 演者は1つ前の演題の発表時に次演者席にお着きください。
7. 進行については座長の指示に従ってください。
《プレゼンテーションソフトの使用について》 *下記を必ずご覧ください。
① 会場にて用意するノート PC のOS は Windows11、プレゼンテーションソフトはMicrosoft Power Point 2021 です。
② 記憶媒体(USB フラッシュメモリ等)に保存し、発表当日にお持ちください。
③ お持ちいただいた記録媒体は、受付時に提出し、学会 PC にコピーして、不具合などないか確認をしてください。
④ 動画や音声も利用できます。
⑤ パソコン内の発表データは、学会終了後事務局が責任を持って削除いたします。
《ポスターについて》→中止:本年度はポスター発表の実施はございません。
① ポスター発表のパネルの大きさは、縦210 ㎝、横90 ㎝です。ポスター掲示にあたり、パネルの最上部のポスター番号(予稿集に記載)があります。発表題目、発表者名、所属名をポスターに記入してください。
② 文字の大きさは特に指定はありませんが、2m程度離れた位置からでも読める大きさにしてください。
③ 資料を配布される場合は、100 部を目安に各自で事前にご用意ください。また、配布も各自でお願いたします。
*ご不明な点などございましたら下記宛にメールでお問い合わせください。
japan.sshe.taikai@gmail.com(保健科教育学会 第9回研究大会実行委員会事務局)
♢大会プログラム
受付 8:30-(エントランスホール) |
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開会挨拶 9:00-9:05(大集会室) |
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小浜 明(研究大会長:仙台大学) 総合司会:荒井 信成(白鴎大学) |
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基調講演 9:05-10:20(大集会室) |
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座長:岡崎 勝博(元東海大学) |
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9: |
05 |
保健の科学的概念形成と理解―子どもが保持する「素朴概念」を中心に― |
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小浜 明(仙台大学) |
研究発表(口演1) 10:30-11:45(大集会室) |
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座長:片岡 千恵(筑波大学) |
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10: |
30 |
口-1 |
小学校低学年児童に対する手洗い指導の試み―YouTube教材を使用した実践報告― |
今村 ゆずか(SBC東京医療大学)ほか |
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10: |
45 |
口-2 |
小学生に対する心の健康・メンタルヘルスリテラシー教育プログラムに関する研究 |
井出 孝介(東海大学大学院、川崎市立土橋小学校)ほか |
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11: |
00 |
口-3 |
小学校教員を対象にKYTシートを用いた「けがのリスク分析・評価」の実態調査 |
安永 太地(早稲田大学スポーツ科学学術院)ほか |
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11: |
15 |
口-4 |
1960年代における高校入学時に求められていた健康・安全に関する学力 |
近藤 雄大(津山工業高等専門学校) |
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11: |
30 |
口-5 |
1970年代における性教育批判に対する保健科教育関係者の応答 |
反橋 一憲(愛知淑徳大学) |
研究発表(口演2) 10:30-11:45(中集会室) |
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座長:藤原 昌太(鎌倉女子大学) |
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10: |
30 |
口-6 |
中学校:保健体育科教科書(令和6年検定済)の保健分野の掲載図表の検討 |
赤田 信一(静岡大学) |
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10: |
45 |
口-7 |
中学生における胸骨圧迫の実施能力に関する定量的検討 |
池田 悠真(茨城大学大学院教育学研究科)ほか |
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11: |
00 |
口-8 |
体育理論「スポーツの安全な行い方」における授業実践 ―要因と対策の意識化と関連付け― |
笠次 良爾(奈良教育大学)ほか |
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11: |
15 |
口-9 |
保健の授業で育成される資質・能力に関する一考察 |
丸山 実花(お茶の水女子大学附属高等学校) |
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11: |
30 |
口-10 |
部活動地域移行の影響を受けるこれからの保健体育科教育の在り方 |
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中野 雅弥(茨城大学大学院教育学研究科)ほか |
研究発表(口演3) 10:30-12:00(小集会室) |
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座長:伊佐野 龍司(日本大学) |
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10: |
30 |
口-11 |
高等学校保健体育科「現代社会と健康」における思考力・判断力の育成に関 する実践的研究 ―情報活用スキルとヘルスプロモーションの内容に関する知識および保健の 学習を中心に― |
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南 雄志(滋賀県立愛知高等学校,兵庫教育大学大学院)ほか |
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10: |
45 |
口-12 |
PFAS問題の教材開発の試み―ヘルスリテラシー育成のための取り組みとして― |
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小川 かをり(早稲田大学非常勤講師) |
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11: |
00 |
口-13 |
探究学習を位置付けた 高校保健授業の開発実践 |
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竹田 安宏(愛知東邦大学人間健康学部) |
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11: |
15 |
口-14 |
教科専門科目「衛生学及び公衆衛生学」講義の内容と方法に関する実践的研究(9) |
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柘植(富野) 順子(岐阜協立大学非常勤講師)ほか |
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11: |
30 |
口-15 |
「保健科教育法」講義の内容と方法に関する実践的研究(5) |
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山内 康彦(中部学院大学非常勤講師) |
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11: |
45 |
口-16 |
女性保健体育教師の成長に関する探索的研究 |
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冨所 凪沙(東海大学大学院)ほか |
総会 12:10-12:40(大集会室) |
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研究発表(実践報告) 13:00-15:00(大集会室) |
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座長:長島 健二朗(横浜国立大学附属中学校)、山合 洋人(筑波大学附属駒場中・高等学校) |
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13: |
00 |
実-1 |
「健康な生活」単元における子どもの探究的な学習を創り出す カリキュラム・マネジメント |
露木 隆夫(横浜国立大学教育学部附属横浜小学校)ほか |
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13: |
30 |
実-2 |
中学生におけるがんに関する学習の授業実践―検診に焦点を当てて― |
砂田 芽衣(堺市立赤坂台中学校)ほか |
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14: |
00 |
実-3 |
高等学校の保健授業でスマホ使用について考える |
松本 英樹(筑波大学附属高等学校) |
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14: |
30 |
実-4 |
高等学校「生涯を通じる健康」における性の多様性を考えさせる授業づくり |
内田 由記(兵庫教育大学大学院)ほか |
シンポジウム 15:10-16:40(大集会室) |
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コーディネーター:荒井 信成(白鴎大学) |
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15: |
10 |
シンポジウム「楽しくてわかる保健授業の探究」趣旨説明 |
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15: |
15 |
中学の「生殖に関わる機能の成熟」における「素朴概念」修正の試み ―「胎盤・へその緒」の認識に着目して― |
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八木橋 知希(大船渡市立第一中学校)ほか |
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15: |
35 |
児童の認識を育む運動領域と保健領域の関連を図る指導 |
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森田 哲史(埼玉大学) |
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15: |
55 |
「みんなで調べる大気汚染」の授業分析 ―「主体的・対話的で深い学び」を求めて― |
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森 祐樹(お茶の水女子大学附属中学校)ほか |
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16: |
15 |
討論 |
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閉会挨拶 16:45-16:50(大集会室) |
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上地 勝(次年度研究大会長:茨城大学) |
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情報交換会 17:00-19:00(カフェテリア) |
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